蜜柑月日誌

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31130歩のマーチ 第2楽章てか最終楽章

なんかもう
オオゲサ路線で書こうとすると年が明けそう
よって、普通に書くことにしました(笑)
凝り始めるとなかなか納得いかないもんだから
推敲に推敲を重ねちゃって大変なんすよ…

気を取り直して前説から
芦別岳登山ルートは旧道と新道ふたつ。
今回は旧道から登り新道を下る計画でした。
通常、旧道で山頂まで7〜8時間、新道は3時間程度と言われており
4年前に登ったという山師匠も10時間くらいと見込んで登山計画書を作ってました。
ただし、師匠が登ったのは8月だったけど…
そしてもう一つの大きな誤算はワタシ…
ウェブ上で見つけたちょうどいい登山マップ↑ご参照ください
※携帯ではみれないかも…

まずはユーフレ川沿いを歩き
しょっぱなから熊のフンを見せつけられてビビり
雨の影響でデロデロな石灰質の斜面をズブズブ登ったら
ショッキングピンクのシューズがセメント色になりこれまたショッキング
更に命綱たる道しるべ・ピンクリボンを見失い
(これがなければ遭難するかも級の山道なのにホントに少なかった…)
迷って道をそれ山小屋の方へ行ってしまい、戻る羽目になって心にヒビが入り
やっとこさ尾根に出てみたら視界が開け(↑地図でいうところの上の角あたり)
そこで厳しい現実を目の当たりにし愕然

なんか、山、いっぱいあるんですけど…
もうポッキリもいいところ。

更に、シーズンも終盤
キツイからあんまり人気のない旧道コースは
春に整備してそれきりなのか
足元が見えないほどの、胸の高さまでうっそうと茂った笹を漕ぎ
顔をツコツコ攻撃してくる松の枝先に応戦し
日陰で溶けないどころかカチコチになった雪につるつる滑り
気分はすっかりリアル・マリオ
ただしそのへんにじゃんじゃん生えてるキノコを食べても
決して強くも大きくもならない。むしろヤバイ。
さしずめ熊はクッパだ。
間違っても出てくるんじゃないぞ、クッパ。

あまりの険しさに折れた心は折れっぱなし
写真なんぞとてもじゃないけど撮ってられませんでした。
ひと段落ついたとこで歩いてきた尾根を振り返り撮った写真↓
20111023_2302553.jpg
赤ポチは通過してきたポイント
つまり、ただでさえ険しい道のりなのに
登っては下り登っては下りを何度も繰り返し、山の山盛り状態。
「せっかく登ったのに!なんで下らせるのさ!バカ!バカ!バカ!(涙)」
なんつって、どこにもぶつけようのない怒りを
山と青空に向かって吐き散らしてました。

とはいえ
いずれは着く!登り続けてさえいれば…!
とかなんとか己に言い聞かせ、ヨタヨタ前進
ていうか
あきらめたらそこで試合終了どころか人生終了だもんね
IMG_8111.jpg
どうにかこうにか山頂到達
おやおや?14時まわってる…
喜びの中に入り混じるほのかな危機感…

ここで待ってるから
IMG_8118.jpg
誰か迎えに来てくんねーか…
なんて考えちゃうでしょ

あっはっはっはー!
IMG_8124.jpg
見ろ!人がゴミのようだ!
注:ラピュタのムスカごっこだよ↑
実際人はさっぱり見えません。

こんなバカやってても着々と迫りくる現実
長居は無用。とにかく時間がないのだ。
日が暮れてしまう。そしてクッパが出る。
まさに、今そこにある危機を地でいってる。

がしかし
駆け下りようにも足が痛いし、爪が割れてるのは間違いない。
(一回靴脱いじゃったらもうはけないから脱ぎたくないの)
ただでさえ下りは苦手科目なのに
ヤバイんじゃ…クッパが…
なんてビクビクしながらノロノロ下ってたら
「もう下山前に日が暮れるのは確定だから
熊除けのためでっかい声で喋りながら降りようね〜」と師匠
そうですね(TT)ゴメンね、師匠。ノロマな私のせいで。

下山し始めて2時間ちょい
半面山を過ぎて少し下った辺りでとっぷり日が暮れ
遂に頭にライトを装着。
すると葉っぱにライトの光が当たって影ができる。
それが面白い程クッパの出現に見える。
過敏反応していちいちギャーギャー騒ぐ。
とにもかくにもクッパが怖い。
クッパ恐怖で頭がいっぱいになってると
そこにあるのはフン・オブ・クッパ。

もうどうにもならないクッパ・スパイラルに陥り
紛らわし半分・クッパ除け半分・デッカイ声で
山という舞台の上、くだらない身の上話をタップリご披露した
気がする…
恐怖のあまり、何喋ったかよく覚えてないけど…

今になって師匠は語る
「あの時は面白いくらい怒りっぽくなってたよ(笑)」
恥(*´`*)

なんとか新道口にたどり着いたのは
18時45分
旧道口から登り始めたのは
5時45分
なんと!13時間…!
なにそれなにそれ…!
下りの後半、体力尽き果てた私を支えてくれたのは意地と根性。
そして、絶対生きて帰り、あったかいガタタンラーメン食べるんだ!
その強い思いでした。結局食いもんかい。

駐車場に着いたのが19時
ガタタン食堂は20時まで
ここは富良野
ガタタン食堂は芦別市
あわわー!なんてこった!
今日はどこまで時間と距離に追いつめられる日なんだ!

食堂のおばちゃんに電話で懇願
今富良野なんだけど、後生だからラーメン食わして、と。
最初「うち7時45分にはオーダーストップなんだけどねぇ」と渋り声
でも受話器を通して私の熱意と必死さが伝わったのか
「そんな急がなくていいから、気をつけていらしてね」と快諾
おばちゃん…!(TДT)アナタ、命の恩人だよ…!
じんわり熱くなった目頭を押さえながらぶっ飛ばして
念願のガタタンラーメンにありついたのでした(2日連続)

それはもう、心に沁みるあたたかさ。
ボロボロの身体も泣いて喜ぶ旨さ。
言葉にできませんでした。
これだからやめられない
あんなに辛くて怖くて
こんな思いは二度とイヤだと心底思っても
きっとまたやっちゃう。
なに?この学習能力の低さ。

だってさ
芦別岳は今年の〆のつもりだったのに
もはや「11月中もっかいいっとく?〆に」
なんつって師匠と話してますもん。
どうしてなかなか〆らない…

なにはともあれ
31130歩
よく歩いたね。
しみじみ思う。

最後に原点回帰
IMG_8089.jpg
スタート地点から眺めた雲海


長々ありがとうござい〜
充分オオゲサでしたな(笑)

| タビキロク | 12:10 | comments(6) | trackbacks(0)
コメント一覧
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また行きたいな〜
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erykahさん
サンキュウ★
今回はスゲ〜時間かかったさ
後程♪
| 蜜柑月 | 2011/10/27 10:14 AM |
今仕事中にもかかわらず、バームクーヘンを食べながらブログ見てま〜す(笑)ものすごい本格的なブログじゃないっすか!!スゲ〜☆
| erykah | 2011/10/26 2:54 PM |
コメントちょーだい。









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